自民党の星野剛士・外交部会長は28日、中国人向けビザ(査証)発給要件緩和を巡る岩屋毅外相の発言に不快感を示した。緩和に反発する党側に岩屋氏は「多分に誤解がある」と指摘していたが、星野氏は「誤解していない。心外だ」と強調した。同日開かれた同部会などの合同会議後、記者団に語った。
岩屋氏は24日の記者会見で、政府のビザ緩和方針に党内から反発が出ていることを受け、「事前に与党の了承を得たことは過去一度もない」などと説明した。星野氏は28日、「ビザ緩和に部会の了承が必要だとは思っていない」と反論した。
[時事通信社]