大規模な山林火災があった岩手県大船渡市の食肉加工販売会社「アマタケ」は8日、避難指示が7日に解除された地区にある同社契約農場で鶏約2380羽が死んでいたと明らかにした。水やエサの不足で餓死した可能性が高いという。
同社によると、7日午後、同市赤崎町後ノ入地区の農場を訪ねた社員が見つけ、同日に大船渡保健所へ届け出た。
農場では約10万羽を飼育しているが、避難指示が出された先月28日以降はエサを与えられていなかったという。
同社は「サラダチキン」などを製造しており、吉田亨取締役は「生き延びた鶏の肉質にも影響が出るかもしれず、必要なケアをしていきたい」と話した。