石破総理が「10万円相当の商品券」を新人議員に配布したことについて、日本維新の会の吉村洋文代表は「違法ではないとおっしゃるが僕は違法だと思います。明らかに求心力を高める政治活動だ」「石破総理はそういうことをもっともやらない自民党の政治家だと。残念だなという思いです」などと批判しました。
3月3日、総理公邸での会食に参加した自民党の新人衆院議員の事務所に、お土産として「10万円相当の商品券」を配った問題をめぐり、石破総理は「ポケットマネーで用意した」「議員の家族らを労うお土産変わり」などと説明しています。
▼維新・吉村代表「違法だと思う。明らかに求心力を高める政治活動」
こうした状況に対し、日本維新の会の吉村洋文代表は14日、厳しく批判しました。
(日本維新の会 吉村洋文代表)「石破総理はそういうことをもっともやらない自民党の政治家だと。残念だなという思いです。違法ではないとおっしゃるが僕は違法だと思います。明らかに求心力を高める政治活動だと、まったく私的な行為ではないと思います。自民党の総裁が1年生の議員に合計150万円の金券を議員会館で配っている。公邸で高級料理を1期生15人にふるまってお土産とは言いながらも、合計150万円の商品券を配っている。これが政治活動ではないと言われれば、商品券を配りまくっても自由になるので、少しそこは違うだろうなという風に思う。また感覚からしても、ちょうど政治とお金を正していこうと。今やるかなというのが率直な思い」
▼維新・吉村代表「出処進退については自ら厳しくしてもらいたい、本人が判断されること。多くの国民は理解していない」
維新の吉村代表は石破総理について「出処進退については自ら厳しくしてもらいたい。本人が判断されること。総理も理解は得られるように、理解得られるように尽くしてもらいたい。多くの国民は理解していない。政倫審で弁明するのは一つの方法」などと話しました。
一方で、新年度予算案については「今回、問題になっているのは石破総理の行為。予算の内容が変わっているわけではないし、予算が変わるわけではない。予算は内容が変わっていないので、予算の態度が変わるのはおかしい」との見解を示しました。