“トクリュウ”による闇バイトか…女性経営者宅で現金約1億円入った金庫を窃盗疑い 男2人逮捕 逮捕のきっかけは『当て逃げ事件』大阪狭山市

去年8月、大阪府大阪狭山市に住む女性経営者の自宅に侵入し、現金約1億円が入った金庫を盗んだとして男2人が逮捕されました。
窃盗などの疑いで逮捕されたのはともに住居不定・無職の落合丈容疑者(23)と田村武士容疑者(34)です。
警察によりますと、2人は去年8月下旬、大阪狭山市に住む女性経営者の自宅に侵入し、現金約1億円と記念硬貨6枚(額面合計3500円)が入った金庫1つを盗んだ疑いがもたれています。
▼犯行の手口から『トクリュウグループ』による犯行とみて捜査開始
現場は閑静な住宅街にあるハイツの一室でした。
女性は昼食ために1時間をほど外出。その際、換気のために玄関内扉だけを施錠をして、外扉には鍵をかけていませんでした。
女性が自宅に戻ると内扉の鍵が開いていて、金庫が無くなっていたということです。
警察は犯人らが女性の自宅に高額な金銭があることと、内扉の合鍵のありかを事前に知っていた可能性があることから、匿名流動型グループ”トクリュウ”による犯行とみて捜査をしていました。
▼逮捕のきっかけは”当て逃げ”事件
事件から約1か月後、大阪市大正区で白い軽乗用車による複数の当て逃げ事件が発生。
その際に現行犯逮捕されたのが、落合容疑者でした。
車内からは、被害品とみられる帯封でまめられた1000万円束や100万円の札束1100万円分など、現金2116万円が押収されたということです。
▼防カメの『リレー捜査』からもう一人の容疑者も浮上
現場付近では、男2人が乗った不審な車が防犯カメラに映っていて、その後のリレー捜査で田村容疑者が浮上したということです。
田村容疑者は、別の窃盗事件で起訴され保釈中の身でしたが、その期間に今回の事件を起こしたとみられ、裁判所に指定された住所地に戻らなかった刑事訴訟法違反(制限住居)の疑いですでに逮捕・起訴されています。
警察は、2人の認否を明らかにしていませんが、”トクリュウ”グループによる闇バイトの可能性があるとみて捜査を続けています。

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