大阪府貝塚市の南海本線貝塚駅近くの踏切で23日夜、特急電車が車と衝突し、車を運転していた女性が死亡した事故で、南海電鉄は24日未明、一部区間で見合わせていた運転を23日午後11時15分ごろから難波-和歌山市間の全線で再開したと明らかにした。
南海によると、この事故で上下計78本が春木-貝塚間で運休したほか、最大約4時間20分にわたって遅れが生じ、約2万7千人に影響した。
事故は23日午後7時半ごろ発生。大阪府警貝塚署などによると、踏切の遮断機が下りた後、車が遮断棒を突き破って踏切内に進入し停車。その直後に和歌山市発難波行きの特急電車(8両編成)が車に衝突した。特急の乗客ら約500人にけがはなかった。