沖縄県名護市は25日、国勢調査の調査員が辺野古区で51世帯分の個人情報を含む「調査世帯一覧」3枚と地図1枚を紛失したと発表した。個人情報は氏名と住所、世帯員数で、不正利用は確認されていないという。
市や県によると21日午後2時ごろ、一覧5枚の紛失が発覚。うち2枚は22日午前中までに発見された。23日には「調査区要図」1枚もなくなっていたことが分かった。
市は名護署へ遺失届を出し、県に報告。再発防止に向け、国勢調査指導員や調査員に書類の管理徹底を指導した。市職員が該当する世帯を訪問し、説明と謝罪に回っている。
市企画部の山中佑美部長は「ご迷惑とご心配をおかけしたことをおわびし、管理を徹底した上で引き続き調査を進める。ご理解とご協力をお願いしたい」と呼びかけた。(北部報道部・大庭紗英)