田中真紀子さん「くめっちん」呼ぶ仲 久米宏さん死去に「ショック」

元TBSアナウンサーで、「ザ・ベストテン」「ニュースステーション」などの司会者やキャスターを務めた久米宏さんが1日、亡くなった。
早稲田大時代に演劇サークル「劇団木霊(こだま)」で知り合った久米さんを「くめっちん」と呼ぶなど長年の親交があった田中真紀子元外相(81)は、「最近テレビ番組を見ていて、彼がいてくれたらと思っていたところでした」と残念そうに話した。
大学卒業後はアナウンサーと政治家、別々の道を歩んだが、二人の交流は続いた。田中さんは衆院議員だったころを振り返り、「くめっちんは、私がニュースキャスターの筑紫哲也さんと仲良くしていたら『おれのニュースステーションにも出てよ』と言ってきました。『あなたはうるさいから嫌よ』と返事をしましたが、学生時代の友達って、相手を知りすぎていて同じペースになってしまうから、番組では話しにくかったんですよ」と明かす。
TBSラジオの「久米宏ラジオなんですけど」が2020年6月に終了する際にはゲスト出演し、新型コロナウイルス下の政治のあり方など、ざっくばらんなトークを繰り広げた。
昨年末、久米さんに電話した際には「真紀子、元気~?」と言っていたが、その声はかなり苦しそうに思えた。新聞での対談を持ちかけたものの、久米さん側の返事は「体調が悪いので遠慮したい」だった。
訃報を聞いて、大学時代の仲間たちと連絡を取り合った。日本で新しいスタイルのニュース番組を久米さんが確立したという点で意見が一致し、「亡くなってショックだね」と言い合ったという。
「くめっちんはルックスが良いからラジオからテレビに引っ張られたんだと思います」。田中さんは、そう言いながらも、久米さんがいなくなった後のテレビについて「司会者の力不足と、ニュース番組の出演者が多すぎて、じっくり意見を言ったり聞いたりできなくなってしまいましたね」と語った。【奥村隆】

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