JR山手線や京浜東北線が16日、停電の影響で始発から最大約8時間にわたり運転を見合わせたトラブルについて、JR東日本は23日、夜間の電気設備作業のミスが原因で停電が発生したとする調査結果を公表した。
JR東によると、新橋―品川間では16日未明の終電後、田町駅の改良工事のため、電車を動かすための架線の通電を止めていた。
こうした作業では、架線に誤って電気が流れる事態に備えて安全装置に接続し、作業後には元に戻す運用にしている。だが、安全装置に接続したまま始発を迎え、装置に過大な電流が流れて停電したという。
安全装置への接続を示すランプは点灯していたが、作業員は気づかなかった。JR東は再発防止策として、安全装置への接続を切る際には複数人で確認することにした。
停電は16日午前3時50分頃に発生。山手線と京浜東北線が始発から運転を見合わせ、ほかの路線も含めて、747本が運休、174本に遅れが出て、67万3000人に影響が出た。
JR東・鉄道事業本部の加藤修副本部長は23日、「多くのお客様にご迷惑とご不便をおかけしたことを心よりおわび申し上げる。停電後の復旧作業にも課題があった」と述べた。