自民党総裁の高市早苗首相(64)は26日、衆院選(27日公示、2月8日投開票)を前に都内で開かれた日本記者クラブ主催の党首討論会で、衆院解散の判断を事前に麻生太郎副総裁に伝えなかった理由を、明らかにした。
読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏に「(高市首相が尊敬する元英首相の)サッチャーさんは、物事を決めるのに慎重だった。解散という大きな問題で、事もあろうに、副総裁や(鈴木俊一)幹事長に事前に言わないのはどういうことですか。信頼関係がないのですか」と厳しく問われたのに対し、「幹事長には、解散表明をする少し前に申し上げている」と主張した。10日の読売新聞報道前かどうかには、触れなかった。
一方で、麻生氏にいつ伝えたかについては、麻生氏が自民党で唯一残る麻生派のトップであることに触れながら、「1つの派だけに伝えるのは不公平だ」と、述べた。
その上で、「私も解散表明の会見ギリギリまで(実施の是非を)考えた。(解散総選挙を行っても)物価に影響が出ないと判断して打った」「絶対に、国民生活には悪影響は及ぼさないと考えた」と述べ、最終的に衆院解散の判断に踏み切った背景を主張した。