与野党11党の党首は衆院選の選挙期間中、有権者の支持を求めて全国を駆け回った。11人の12日間の遊説距離を読売新聞社が独自に集計したところ、計約7万4544キロ・メートルとなり、およそ地球1・8周分(1周約4万キロ)に及んだ。
高市首相(自民党総裁)は約1万2480キロ・メートルで、11党首の中でトップだった。公務を挟みながら、北海道や鹿児島など23都道府県の激戦区に入った。連立を組む日本維新の会の地元の大阪には入らなかった。
中道改革連合の野田共同代表は約5715キロ・メートルで、公明党出身の斉藤共同代表と並んで街頭に立ち、支持を訴える場面もあった。終盤戦は首都圏の都市部での活動に集中した。
維新の吉村代表(前大阪府知事)は、本拠地である大阪府を中心に近畿地方を重点的に回った。終盤戦は府内の接戦区でテコ入れを図り、移動距離は約3071キロ・メートルに及んだ。
国民民主党の玉木代表は全国を飛び回りながら、都市部の主要駅での街頭演説に力点を置く戦略をとった。会社員や無党派層からの支持拡大を目指す狙いがあったとみられる。
小選挙区選に182人を擁立した参政党の神谷代表は全国各地の候補者の応援に汗をかいた。
共産党の田村委員長は北海道から沖縄まで全国各地を遊説した。れいわ新選組の山本代表は病気療養のため政治活動を控えていたが、終盤戦の今月5日から都市部で街頭に立ち始めた。
減税ゆうこくの原口共同代表は地元・佐賀での活動に注力。日本保守党の百田代表は、都内など大都市での活動が目立った。社民党の福島党首は沖縄と九州に複数回入った。チームみらいの安野党首は都内の主要駅を中心に支持を訴えた。
遊説距離は、各党への取材を基に、遊説場所などを直線で結んで算出した。公務、視察などは除外した。