富山市で7日、母親と中学生の親子2人が死亡する事故がありました。危険運転致死の疑いで逮捕された26歳の男は「赤信号でも行ってやろうと思った」などと話していることがわかりました。
ハンドボールのユニホームを着てポーズをとる少年。中学2年生の上田壮芽さん(14)と、母親の上田絵莉加さん(38)は7日、富山市の交差点で起きた事故で亡くなりました。
事故の瞬間をとらえた防犯カメラの映像には、猛スピードで交差点に突っ込み、もう1台と激しく衝突する様子が映っていました。あたりには煙のようなものが立ち込めていました。
事故が起きたのは7日午前5時半ごろ、富山市の国道8号交差点で発生しました。
事故直後の現場を撮影した映像に映っていたのは、少し離れた場所で横転し大きく破損している、亡くなった上田さんの軽乗用車です。心臓マッサージを受けながら救急車へ運ばれる様子も。
一方、赤い乗用車は、道路沿いのブロックに乗り上げ、フロント部分が大破。あたりには部品が散乱しています。
この車を運転していたとみられるのが、会社員の杉林凌容疑者(26)。9日、危険運転致死の疑いで逮捕・送検されました。
記者
「事故から2日経ちました。現場には、多くの花束が手向けられています」
壮芽さんの同級生だという生徒たちが、献花に訪れていました。
亡くなった壮芽さんの同級生
「クラスの中でも明るい子で、すごくみんなから好かれていた。最初は信じられなくて、ショックが大きいです」
全国大会にも出場経験のある地域のハンドボールクラブチームに所属していたという壮芽さん。
壮芽さんのチームの後輩
「おもしろくてチームを盛り上げてくれた優しい先輩でした」
上田さん親子知る人
「3月末にある春の中学生ハンドボール大会に、すごい一生懸命練習していて」
上田さん親子知る人
「横断幕。一生懸命みんな応援してくれているので。(壮芽さん)笑っている顔しか思い出せなくて、いつも笑っていました」
母親の絵莉加さんについては…。
上田さん親子知る人
「(母親は)すごいはきはきしてて、いつもケラケラ笑っている、元気でした」
警察によると、杉林容疑者は赤信号を無視して交差点に進入。捜査関係者によると、法定速度の60キロを大きく上回るスピードで走行していたとみられ、走ってきた軽乗用車と衝突しました。
杉林容疑者は調べに対し「赤信号でも行ってやろうと思い交差点に入った」と、容疑を認めているということです。
警察は、事故の状況を詳しく調べています。
(3月9日放送『news zero』より)