《独自》赤坂サウナ夫婦死亡の「サウナタイガー」運営母体トップが代表辞任も社内向けに「オレずっといるんで」宣言【業務上過失致死容疑で家宅捜索】

「オレが代表外れて会社自体も名前なくして吸収してもらったほうが絶対にうまくいく」──昨年末に開かれた社内会議で、社員たちに向けて宣言したこの声の主は、東京・赤坂のプライベートサウナ店「サウナタイガー」の運営会社Xの前社長A氏だ。
2025年12月15日、同店を利用していた30代の夫婦が個室に閉じ込められ死亡する痛ましい事故が発生した。【前後編の前編】
全国紙社会部記者が解説する。
「夫婦が閉じ込められたサウナ室は、出入り口のドアノブが外れ、床に落下した状態だったそうです。また、室内から異常を事務室に伝える非常ボタンの『受信盤』の電源が入っていなかったことなど、ずさんな安全管理が浮き彫りになりました。警視庁捜査一課は業務上過失致死容疑を視野に捜査を続けています。
事件が起きたときにサウナ運営会社の代表だったB氏は警察からの事情聴取に、修理業者から直したほうがいいと言われていたものの『前社長(A氏)に提案したが断られた』と説明しているそうです」(全国紙社会部記者)
前社長A氏は、訪問買取会社Y社の代表として、2021年7月にX社を設立。長らく社長としてサウナ店の運営にあたってきたが、2024年末から側近の男性B氏に運営を任せている。
「運営会社Xは、訪問買取会社Yが母体となった事実上のグループ会社のうちのひとつ。B氏はY社でも要職につき、グループトップであるA氏の意向でサウナの経営に当たってきた。今回の事故は、そうした体制のなかで起きたという流れでしょう。警視庁は2月中旬、前社長A氏を実質的なオーナーと見て、業務上過失致死容疑でY社で家宅捜索を行っています」(前出・社会部記者)
そんなA氏は家宅捜査を前にして、グループの中核であるY社の代表取締役を2月5日付で退き、社名を変更していたことがNEWSポストセブンの取材でわかった。
A氏とはどのような人物なのだろうか。会社関係者が口を開く。
「185cm超えの上背で、金のアクセサリーをジャラジャラつけて日焼けしているため、見た目もオラオラ系です。自身にも厳しいところがありますが、役職者にもそれを求めるところがありました。普通の社員と女性に対してはあまり怒ったりはしませんが、ワンマン体質の会社でした」
Y社の見解は
ここで、冒頭のA氏の発言に戻る。取材班は事件後、昨年12月25日に行われたY社の社内説明会の音声データを入手。そこでA氏は、サウナ事故による「風評被害が懸念される」として、自らの代表交代と社名変更を宣言していた。
「表面上はいなくなります。株も全部渡して社名も変わるし、オレ自体の存在もなくなる。でも顧問として残るんで。だから、こうやってきてサポートもできるし、相談役みたいな感じになる。それでオレずっといるんで」(A氏)
前社長A氏は音声データのとおり、”顧問”として今もX社やY社の運営に関わり続けているのだろうか。仮にこうした状態だとすれば、事故現場となったサウナの安全管理体制をめぐる真相究明に影響はないのだろうか。
Y社および新社長に、社名変更の目的や見解について質問状を送付したが、期日までに回答はなかった。
記事後編ではA氏が語っていた遺族への思いや、事件後の「キムタクより有名になった」という発言などを詳報する。
(つづきを読む)

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