22日午後、岩手県大槌町で発生した山林火災は、現在も燃え続けていて、約2000人に避難指示が出されています。
岩手・大槌町で山林火災 延焼続く
最初の山火事が発生してからしたのは、今から約9時間前。その勢いは、時間とともに増しています。
記者 「さきほどから強い風が吹き続いていて、ときおりオレンジ色の火柱、そして黒い煙が上がっているのも確認できます」
火の手があがったのは、22日昼すぎ。
記者 「山からは白煙が上がっています。近くの住宅にも火が燃え移り、必死の消火活動が行われています」
焼け落ちた建物があるのは、山のすぐ横。消防隊員がホースを持ち、消火活動に追われています。
22日午後2時前、岩手県大槌町で「のり面が燃えている」と消防に通報がありました。火はその後、住宅を含む5棟の建物に延焼。大槌町には当時、乾燥注意報が発表されていました。
住民 「火の粉が飛んで、周りに付いたやつが今燃えている。大変です、乾燥しているから」
さらに町内では、東へ約10キロ離れた別の場所でも山林火災が発生。
その影響で、火はテレビ・ラジオの中継局の付近にまで延焼。大槌町周辺のエリアでは、テレビ・ラジオの放送が受信できなくなる可能性があるということです。
また、NTTドコモによると、このエリアでは携帯電話サービスが利用しづらい状況になっているといいます。
一連の火災を受け、大槌町は午後7時すぎ、現場に近い3つの地域の合わせて701世帯、1926人に避難指示を出しました。
「おとといも津波で避難したのに…」23日以降も乾燥続く見込み
記者 「避難指示を受けて、町の高い高台にある避難所には多くの人が避難してきています」
大槌町では現在、町内3か所に避難所を開設するなどして対応にあたっています。
避難した住民 「うちに来ないといいなと。下に(火が)さがって来なければいいなと思って見ている。きのう(おととい)も津波で避難して、またこれで避難」 「山に囲まれているところだから、火がまわれば危ない。雨が降るのが一番だろうが、降りそうもないし、この風だから。大変だなこりゃ。大船渡に負けないくらい、燃えちゃうんじゃないか」
避難した住民の心配をよそに、23日以降も岩手県内では乾燥が続く見込みです。
岩手県は災害特別警戒本部を設置し、自衛隊に災害派遣要請を行っています。
※放送後、岩手県より避難者数の訂正がありました。3つの地域(赤浜、安渡、吉里吉里)で、避難者数は900世帯1884人です。