富士山を望む絶景と神社仏閣が点在する“パワースポット”として、国内外から多くの観光客が訪れている山梨県富士吉田市。その一角で今、深刻な問題が起きています。
市内の名所・新倉山浅間公園のすぐ近くにある稲荷社で、大量のゴミが不法投棄されるという罰当たりな行為が発覚し、地元住民から怒りの声が上がっています。
被害にあった稲荷社を記録した写真。社の前に大量のゴミが放置されています。
段ボールに、椅子、キーボードや鍋、なんとマネキンの頭部も…。
五穀豊穣を願う稲荷社には皮肉にも一部腐った未開封の弁当が捨てられていました。
さらに、ゴミは道具を入れるために設置しているコンテナの中にも。
稲荷社は、土地を借りていた宗教関係の団体が50年ほど前に建てたもので、今は使われていないため、大量のゴミがいつ捨てられたかは分からないといいます。
土地の所有者によると、2026年3月下旬、清掃に訪れた地元住民が、社の中に大量のゴミが入っているのに気付いたとのことです。投棄されたゴミは合わせて1トンを超えていました。
お稲荷さんを祭る社で起きた罰当たりな行為に土地の所有者である宮下由起男さんは「ただ単にもう、怒りですね。絶対にしないでほしい」と怒りをあらわにします。
(土地の所有者 宮下由起男さん)
「神社というのは、基本的に私たち日本人の心のよりどころですよね。そういう場所にゴミを捨てるっていうのは、まずありえない」
ゴミは5月、住民らがボランティアで3日かけて撤去したといいます。
(宮下さん)
「警察にも来ていただいたんですけど、ちょっと怪しい人物はいるんですが、あまりに量が多いので、結局その特定はできないということ」
不法投棄された大量のゴミ。中でも対処に困っていたのが、ナンバープレートが外された状態で敷地内に置かれた2台の放置車両です。
車内はブランケットや新聞などゴミで埋め尽くされていました。宮下さんによると4年ほど前から放置されており、1台は警察で所有者が確認できたものの、連絡が取れず、勝手に移動もできないため長く放置されたままだといいます。
取材班は事情を聞くべく、車の所有者とされる人物の自宅を訪れましたが、住人からの応答はなかったため、話を聞くことはできませんでした。しかし、土地の所有者によると後日、放置したことを認め、車は撤去されたといいます。一方、ゴミの不法投棄については警察に相談の上、今後の対応を検討しているとのことです。
(読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」2026年6月16日放送)