「日本最南端」のスキー場、廃止を表明…設備更新費が重荷で営業継続は困難

日本最南端のスキー場として知られる宮崎県五ヶ瀬町の「五ヶ瀬ハイランドスキー場」について、同町の小迫幸弘町長は7日、今季以降は営業せず、廃止することを明らかにした。利用者が減少する一方、設備更新に多額の費用がかかることから営業継続は困難と判断した。
1990年に町の直営で開業し、その後は第3セクターが運営。町によると、90年代には冬季に9万人超が訪れることもあったが、その後は入場者が減少し、昨季(昨年12月~今年2月)は過去最低の約1万5000人に落ち込んだ。温暖化に伴う雪不足で人工造雪機も不可欠となっているが、老朽化が進み、多額の更新費用が見込まれていた。
3セクの昨年5月末時点の債務超過額は約1億2000万円に上っており、小迫町長は「将来にわたり多額の投資と財政負担を継続することは極めて困難」と説明した。今後は登山やトレッキングとしての利活用を模索する。
五ヶ瀬が廃止されれば、九州のスキー場は、くじゅうスキー場(大分県九重町)のみとなる。

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