4日目の夜を迎える被災地。九州電力は熊本県内の停電解消を発表しました。
【画像】92歳の母と今夜も屋外で
スーパーに電気届かず 店先で販売
町に、灯りが戻りました。しかし、電気がつかない建物もあるようです。
氷川町のスーパーです。店舗の裏側にあるブレーカーをオンにしたものの、電気はつかなかったといいます。
ファミリーフードありさ宮原店 吉田翔太社長
「電力会社の人が『この辺、復旧してきている。確認お願いします』と。まだつかなかった。すぐそこがついた、『じゃあ、うちもか」と。そろそろかなと思ったんですけど」
九州電力は、31日午後5時前に、高圧配電線への送電が完了したと発表しました。地震の揺れによって、建物への引き込み線などが断線している可能性もあります。
停電で、店内は使えませんが、水やカップ麺など、日持ちのする商品を店先に並べて販売を続けています。
ファミリーフードありさ宮原店 吉田翔太社長
「自分にできることはあまりないので、できることをやっていこうかなと。少し販売していこうかなと」
受け継いだ井戸水 無償で提供
思うように進まない生活インフラの復旧。善意による支えあいが、暮らしを守っています。
『お水はこちら!!』と書かれた先に、行列ができていました。
八代市内にある民家の前を開放し、くみ上げた井戸水を、24時間、無償で提供しているのです。
その井戸水は、祖父の代から守り続けてきたものだといいます。
井戸を開放 吉田さん
「おじいちゃんが、もしもの場合に備えてつくった。お役に立てているから、ありがたい。電気を使って、ポンプで揚げているので、電気代は恐ろしいけど、命に代えられないので。大好きな地元が、こんなになって。とりあえず健康でいてほしい。健康でいないといけないから」
自治体による給水は1回5リットルという制限が設けられています。八代市では、県内最多の約2万5000戸で断水が続いていて、復旧のメドは立っていません。
住人
「何本も大丈夫というのは、あまりないので助かります。(給水所は)何リットルとか、制限が多いので、市内に行くほど人も多いので、仕方ないと思う」
住人
「本当にありがたいです。全然(水が)来てないので」
92歳の母と今夜も屋外で
震度7を観測した氷川町でも、灯りが戻ってきました。しかし。
所村武蔵アナウンサー
「街灯がつき始めて、町に灯が戻ってきています。ただ、その一方で、家が被害を受けてしまい、いまも、テントで過ごしている方もいらっしゃいます」
白丸弘幸さん(71)
「母で92歳、兄で75歳、姉で80歳」
横になるため、砂利の上にマットを敷いています。
白丸弘幸さん(71)
「(Q.横になっても背中や腰は痛い)痛みはあると思います。痛くなったら、椅子に座っての繰り返し」
92歳のレイ子さんは、心臓にペースメーカーを入れていて、高齢者や障害者を受け入れられる設備が整った福祉避難所に身を寄せたいと考えていたそうです。
白丸弘幸さん(71)
「何回、電話してもつながらなかった、話し中。つながっても切れちゃう。電波の調子が悪い」
地震発生後、日中は、木陰でじっとして、日が暮れるのを待ちます。車の冷房も使っていますが、ガソリンを節約しながらです。
母 レイ子さん
「お風呂入れないのが、いま。タオルでお湯、濡らして拭くぐらい。拭かないより良い。拭いた後は気持ちが良い」
親戚が差し入れてくれた氷で、なんとかしのいでいます。
白丸弘幸さん(71)
「(Q.何に一番困っている)やっぱりガソリン。ガソリルがあれば、エンジンかけて、100ボルトの電源使えるから。やっぱりガソリンがないと、何ともならない。電気が来たからといって、家の中でやることは何もできない」