猛烈な勢力の台風13号(ドルフィン) 来週はじめ頃は小笠原諸島で荒天警戒 早めの対策を

7月31日(金)3時現在、猛烈な勢力の台風13号(ドルフィン)はウェーク島近海を西北西に進んでいます。

来週はじめには非常に強い勢力で小笠原諸島に近づく見通しで、雨風が非常に強まると予想されます。今週末など早めに対策をしてください。
▼台風13号 7月31日(金)3時

中心位置 ウェーク島近海

大きさ階級 //

強さ階級 猛烈な

移動 西北西 20 km/h

中心気圧 910 hPa

最大風速 55 m/s (中心付近)

最大瞬間風速 80 m/s
今後数日はさらに発達を続ける予想
台風13号は発生してから急速に発達していて、24時間後には強い勢力、36時間後には非常に強い勢力となっていました。3時の時点で中心付近の最大風速は55m/sに達していると解析されています。

引き続き海面水温が高く、風の環境が発達に適した領域を進むため、今日31日(金)は中心付近の最大風速が60m/s、最大瞬間風速が85m/sに達し、今年の台風で最も強い勢力となることがが予想されます。

その後は、海水の熱容量の低下や上空の風の影響で少し勢力を落とす見込みです。ただ、本州の南の海上は7月下旬の酷暑により海面水温が上昇しているため、弱まり方は緩やかで非常に強い勢力を維持して進むものとみられます。
週明けには小笠原諸島へ接近 早めの対策を
進路の予想をみると、しばらくは太平洋高気圧の南の縁に沿って北西に進み、南鳥島近海からは西寄りに進路を変えて、小笠原近海へ進む見込みです。

来週前半には非常に強い勢力で父島など小笠原諸島に接近するとみられます。台風は3日(月)~4日(火)にかけて広い暴風域を伴って接近する見通しで、中心が離れて通っても風や雨の影響が大きくなるおそれがあります。

また、波の影響はそれよりも早く、週末から出てくる予想です。週末の時間などを利用して、早めに台風対策を行ってください。

5日先までに台風の暴風域に入る確率は以下の通りです。(気象庁)

東京都

小笠原諸島 92 %
5日先以降の進路はまだ不確実性が高いため進路図には示されていませんが、その先も太平洋高気圧の縁に沿って西~北西へ進むと考えるのが妥当とみられます。小笠原以外でも国内への影響が大きくなる可能性があるため、今後の台風情報に注意してください。
九州を南を通り沖縄方面に進むシナリオが多数
この図の細い線1本1本は、世界各国の気象機関が計算した数値シミュレーションの結果をあらわします。アンサンブル予報という手法による低気圧中心の計算結果で、初期値に意図的な誤差を与えることで予報の確実性などを検討する材料になります。

これらを比較すると、北西に進んだあと西寄りに進路を変え、小笠原諸島付近を西進する予測で概ね揃っていることがわかります。その後は予測のばらつきが拡大するものの、現時点では本州の南を西進して、奄美や沖縄方面に進む計算がやや目立つ状況です。

予報円が示される5日間よりも先の予測は誤差が大きく、シミュレーション結果に大きな不確実性があります。この誤差は日がたつにつれて縮小する見込みですので、最新の台風情報を随時ご確認ください。
本格的な台風シーズンの幕開け
平年の台風発生数
台風の発生は、先週24日(金)に発生した台風12号(ノウル)以来3日ぶりで、今月5つめの台風発生です。7月の台風発生数の平年値は3.7個ですので、今年7月は平年より発生が多くなっています。

2026年はかなり早いペースで台風が発生していて、7月までの累計も平年より5つほど多い状況です。これから本格的な台風シーズンですので、台風対策・大雨対策を整えておくようにしてください。

また、今年は1月から7月まで毎月台風が発生しています。1951年からの統計で、1月から7月まで毎月台風が発生したのは1965年、2015年と今年2026年の3回のみです。
台風の名前
北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風13号の名前「ドルフィン(Dolphin/白海豚)」は香港が提案した名称で、香港を代表する動物の一つ「白いるか」からとられています。
出典・参考

気象衛星画像:NICT 情報通信研究機構

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