《恫喝音声の次は…》簗和生農相が2度の衆院選で“シャトルバス買収”疑い 専門家は「公選法が禁じる買収に該当」

〈 《国土交通省が「問い合わせ」認める》簗和生新農相の予算カット“問題発言”とは? 地元会合で“トンデモ発言”【音声入手】 〉から続く
「恫喝音声」問題で批判を集める簗和生農相(47)が、2024年10月と今年2月の衆院選において、公示日に開いた出陣式に支援者らをシャトルバスに乗せて集めていたことが、「週刊文春」の取材でわかった。支援者らはバス代を支払っていないと証言しており、公職選挙法違反(有権者買収)の疑いがある。
自身を支持しなかった自治体の道路予算を「カットした」
簗氏は慶応大学商学部を卒業後、東京大学大学院を修了。衆院議員の秘書などを経て、2012年の衆院選で初当選を果たした。栃木3区が地盤で、現在当選6回。文科副大臣などを歴任後、今回、コメ問題などを舵取りする農相に起用された。
その簗氏に発覚したのが、「恫喝音声」だ。 「週刊文春 電子版」 は9月30日昼、簗氏が今年5月に地元関係者との会合で、自身を支持しなかった自治体の道路予算を「カットした」などと語った音声について報道。簗氏は当初「コメントを控える」と繰り返していたが、10月5日、「発言について撤回をし、お詫びをいたします」と謝罪した。
だが、簗氏を巡る問題はそれだけではなかった。
簗氏側が用意したシャトルバスに乗って
簗氏は2024年10月27日投開票の衆院選では公示日の10月15日に、今年2月8日投開票の衆院選でも同じく公示日の1月27日に選挙区で出陣式を開いていた。いずれの出陣式でも、支援者らは近くの駐車場から、簗氏側が用意したシャトルバスに乗って会場まで向かったという。
では、支援者らはバス代を支払っているのか。2024年も今年もシャトルバスを利用した支援者が証言する。
「お金(バス代)は支払っていません」
政治資金問題に詳しい神戸学院大学の上脇博之教授が指摘する。
「シャトルバスでの無料輸送は、公職選挙法が禁じる『財産上の利益』の供与による買収に該当します。選挙の公正性は民主主義の根幹。だからこそ僅かな対価であっても、法律で厳しく制限されています」
簗事務所に事実関係の確認を求めたが、期限までに回答はなかった。
《10月7日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および10月8日(木)発売の「週刊文春」では、簗氏の人物像や“ハイヒール妻”の存在、選挙演説での“恫喝”発言のほか、領収書や証言などを基に“シャトルバス買収”疑惑の詳細について報じている》
◇◇◇
「週刊文春」では簗農相について取材を進めています。情報提供は 文春リークス までお寄せください。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 週刊文春2026年10月15日号)

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