去年7月、大津市のびわ湖で水上バイクにけん引されたゴムボートに乗っていた男性が、湖に投げ出されて溺れて死亡し、警察は5日、水上バイクを操縦していた男を業務上過失致死の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、大阪・堺市の不動産会社役員、小川孝史容疑者(52)です。
警察の調べによりますと、小川容疑者は去年7月下旬、大津市北小松のびわ湖で水上バイクを操縦してゴムボートをけん引した際、ボートに乗せた京都市左京区の会社員、大住嘉比古さん(56)に救命胴衣の着用を指示せず、沖合100メートルほどのところで大住さんが湖に投げ出されたのに救助せず死亡させたとして、業務上過失致死の疑いが持たれています。
小川容疑者は容疑を否認しているということです。
警察によりますと、小川容疑者は会社の従業員らおよそ30人で遊びに来ていて、大住さんも従業員のひとりだったということです。
ボートには3人が乗っていて、ほかの2人は救命胴衣を着用し、無事だったということで、警察は事故の詳しいいきさつを調べています。