厚生労働省が危険ドラッグと指定した薬物「5F-AMB」を含む
植物片を所持していたとして、兵庫県警西宮署は1日、
薬事法違反容疑で同県西宮市上ケ原山田町の会社員、岸原健太容疑者(26)を逮捕した。
同署によると、男は「持っていたことに間違いない」と容疑を認めているという。
「5F-AMB」は今年6月に東京・池袋で車が暴走し、8人が死傷した事故を受け、
同省が指定薬物に緊急指定した薬物。県内で同薬物による逮捕は初めてという。
逮捕容疑は、7月30日午後10時ごろ、自宅で「5F-AMB」を含む植物片1・038グラムを所持していたとしている。
同署によると、同日午後10時10分ごろ、自室で奇声をあげ、倒れていた男を両親が発見し、
119番。駆けつけた救急隊員に、両親が部屋から見つけた植物片を渡した。
その後、県警で植物片を鑑定したところ、指定薬物が含まれていることが判明したという。