新型コロナウイルス対策の持続化給付金をだまし取ったとして、警視庁サイバー犯罪対策課などは、詐欺の疑いで、東京都世田谷区宇奈根、職業不詳、稲葉修作容疑者(36)ら男女5人を逮捕した。警視庁は5人の認否を明らかにしていない。
サイバー犯罪対策課によると、5人は昨年5月から7月までに、全国約160人分の虚偽申請をし、計約1億6千万円を詐取。稲葉容疑者は手数料として約2750万円を得ていたとみられる。稲葉容疑者が中心となって確定申告書の偽造や持続化給付金の申請を行っており、4人は会員制交流サイト(SNS)などで申請者の勧誘などを行っていたという。
逮捕容疑は昨年6月2日、沖縄県の自営業の男性の名義を使い、収入が減った個人事業主を装って、中小企業庁に持続化給付金を申請し、現金100万円を振り込ませ、だまし取ったなどとしている。