北海道南部の乙部町で、生産者で組織された野菜の出荷などを行う組合の経理担当の38歳の男が、2年前、組合の口座から約340万円を横領したとして逮捕されました。 業務上横領の疑いで、1月17日逮捕されたのは、北海道函館市の会社員、石中誠教容疑者(38)です。 石中容疑者は2018年1月まで乙部町の野菜農家で組織される生産出荷組合の経理担当者として働いていて、2017年8月、組合の口座から自らの車の購入代金を支払うため約340万円を、車の販売会社の口座に振り込み、横領した疑いがもたれています。 2018年1月ごろ、組合の経理で金額が合わず石中容疑者に事情を聞いたところ、突然行方がわからなくなり、事態が発覚しました。 調べに対し石中容疑者は「間違いありません」と容疑を認めています。 警察は、ほかにも数件私的に金を横領し、被害額は1000万円を超えるとみて、引き続き捜査を進めています。