秘書が供述“柿沢議員から一律20万円を配るよう指示” 江東区長選めぐる公選法違反

東京の江東区長選挙をめぐる公職選挙法違反事件で、柿沢未途衆議院議員の秘書が特捜部の任意の聴取に対し、自民党系の地元区議については「柿沢議員から一律20万円を配るよう指示された」という趣旨の供述をしていることが、関係者への取材で新たにわかりました。
特捜部は16日、今年4月の江東区長選挙で木村弥生前区長を支持していた柿沢未途議員の地元事務所などに家宅捜索に入り、柿沢議員の秘書からも任意で事情を聞くなどしています。
これまでに、区長選挙前に、柿沢議員側が一部の自民党系の地元区議に20万円の現金を配布したことが判明しています。
その後の関係者への取材で、柿沢議員の秘書が特捜部の任意の聴取に対し、自民党系の地元区議については、「柿沢議員から、一律20万円を配布するよう指示された」という趣旨の供述をしていることが、わかりました。
特捜部は柿沢議員本人による買収の疑いで家宅捜索したということで、現金配布に買収の意図がなかったか慎重に調べるものとみられます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする