東京都内の13か所の警察署や交番を訪れて「財布をなくした」と嘘を言い、警察官から電車賃をだまし取った疑いで、53歳の無職の男が逮捕されました。
東京・町田市の無職、長谷川幸彦容疑者(53)は、今年9月中央区の久松警察署を訪れ、警察官に対し「財布をなくしたので電車賃を貸して欲しい」などと嘘を言い、自宅の最寄り駅までの電車賃610円をだまし取った疑いがもたれています。
警視庁によりますと、長谷川容疑者は今年8月から2か月間にわたり、同様の手口で都内の警察署や交番13か所で、あわせて9600円を借り一度も返済せず、逮捕に至りました。
取り調べに対し長谷川容疑者は「生活に困っていて食費に使った」と容疑を認めているということです。