大麻類似成分を含むグミを食べた人の健康被害が相次いで確認されたのを受け、東京都の小池百合子知事は24日の定例記者会見で、都の担当者が該当する製品を販売している可能性のある都内7店舗に立ち入り、今後の規制内容を説明した上で、規制前でも販売を自粛するよう求めたことを明らかにした。立ち入りは22日と24日の2日間行われた。
小池氏は会見で、規制されていない類似の物質を配合した製品が今後販売される可能性があることなどから、「引き続きいろんな課題が出てくるかと思う。対応していきたい」と述べた。
大麻類似成分を含むグミを巡っては、厚生労働省が、製品から検出された合成化合物HHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)を医薬品医療機器法に基づき指定薬物に指定。12月2日から規制対象になり所持や使用、流通が禁止される。