今日11月24日(金)、厚生労働省は2023年11月13日~19日のインフルエンザ発生状況を発表しました。この1週間における定点医療機関からの報告数は「106,940人」で、前週よりも2.1万人ほど増加しました。前回の発表では前々週より1.8万人ほど減少していたものの、今回の発表では再び増加したことになります。
入院患者数は70歳以上で急増
例年、インフルエンザは12月頃から流行し始めますが、昨年から今年にかけては散発的に流行があり、2023年9月時点で2万人を超える患者数が報告されていました。東京都は、9月12日にインフルエンザ流行注意報を発表しています。10月中旬からは学年閉鎖や学級閉鎖になる施設が急激に増加していたものの、前回の期間では大幅に減少し、今回の期間でもインフルエンザによる休校を含む対応が取られている施設は全国で3,954とそれほど増加していません。一方、インフルエンザによる入院患者の届出数を年齢別で見てみると、70歳~70歳、80歳以上の方がそれぞれ急増していることが分かりました。
感染予防として効果的な手の洗い方
インフルエンザは、例年であれば年明けにかけてさらに患者数が増える傾向があります。今後も引き続き、こまめな手洗い、消毒、咳エチケット等を継続して、感染予防に努めましょう。過去にウェザーニュースが医師に伺った、効果的な手洗い方法をご紹介します。1、両手を水で洗う2、石鹸を手に取って泡を作る3、手のひらを洗う4、指の間も洗う5、手の外側も洗う6、指の先、爪も洗う7、親指のつけ根を洗う8、最後に手首を洗い、水ですすぐ
石けんやハンドソープを使うと、手の表面の皮脂に付着しているウイルスも洗い落とせます。手洗い前の手にウイルスが100万個付着していたとすると、1分間の手洗いで数十個(約0.001%)に減らせることになります。ここまですれば、食事前やトイレの後は流水で15秒の手洗いで十分です。
出典厚生労働省HPより