北海道内は２５日にかけ、雪を伴った非常に強い風が吹く見込みで、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害などに警戒が必要です。
（山﨑記者）「横なぐりの雪と時折体があおられるような強い風が吹いています。海も荒れ、岸壁に高波が打ちつけています」
午後３時ごろの留萌市内の様子です。
風が強まり、積雪は４センチとなっています。
（留萌市民）「この雪に風がついたら外出て歩けません。危なくて」
（留萌市民）「これから用事足して買い物行くけど、１週間分の食料を溜めて買って外に出ないようにする」
道内は２４日から２５日にかけて上空に真冬並みの寒気が入り、強い冬型の気圧配置となる見込みです。
日本海側と太平洋側西部では、西または北西の強い風が雪を伴って吹き荒れ、海はしけると予想されています。
これは、おととし１２月の札幌市内の様子です。
このときも上空には強い寒気が流れ込み、各地でまとまった雪が降りました。
住民は朝から雪かきに追われ、交通機関にも影響が出ました。
道内はこのあと暴風雪になる見通しで、２５日午前６時までに予想される降雪量は、いずれも多いところで日本海側で４０センチ、太平洋側で１５センチ、オホーツク海側で３０センチです。
稚内市の宗谷岬では、午前８時過ぎに最大瞬間風速２１．５メートルを観測しました。
この後予想される最大瞬間風速は、日本海側の陸上で３５メートル、日本海側の海上と太平洋側の陸上・海上で３０メートルとなっています。
（青森から来た人）「がっちり着ていないと帽子も飛ばされるし、さっき岬まで行ってきたんですけど、とても立っていられない状態だった」
現時点でＪＲや空の便に影響は出ていませんが、大荒れのピークは２５日となる見込みで、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害などに警戒が必要です。