大阪市の“負の遺産”旧「なにわの海の時空館」新たな事業予定者が決まる

大阪市の“負の遺産”とも言われる「なにわの海の時空館」活用方法がついに決まりました。 大阪市住之江区にあった「なにわの海の時空館」総工費176億円をかけて2000年にオープンした大阪の海を紹介する博物館です。 江戸時代の「菱垣廻船」を復元した木造船が目玉でしたが、入場者数が伸び悩み、毎年2億円近い赤字を出し10年前に閉館しました。 施設撤去の費用が高額になることから市は施設を活用する事業者をこれまでに3回公募、ようやく2社から応募がありましたが、1社が辞退し、11月24日に新たな事業予定者は大阪市に本社がある「シンフォニックスリール」社に決まったということです。 新たな施設では「いのちを満たすミュージアム構想~Premium Jewelry Dome Osaka~」をコンセプトに掲げて、「菱垣廻船」を復元した木造船を活用した体験型文化ミュージアムやメディカルツーリズムに関する施設を開設予定だということです。 事業者は既存の建物を約6100万円で買い取り、土地の賃料として月額198万円を支払う契約を結ぶということです。 大阪市は閉館後10年間にわたり維持費として約7000万円を負担していました。

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