鹿児島市で、７０歳の男が自宅で同居する４８歳の息子を包丁で刺して殺害したとして、逮捕されました。殺人の疑いで逮捕されたのは、鹿児島市東坂元３丁目の飲食店手伝い・田井幸秀容疑者（７０）です。鹿児島中央警察署によりますと、田井容疑者は２４日自宅で、息子の会社経営者・兆さん（４８）の背中など複数か所を包丁で突き刺すなどして殺害した疑いが持たれています。取り調べに対し、「私が包丁で息子を刺して殺しました」などと話し、容疑を認めているということです。２４日午後８時ごろ、田井容疑者の自宅を訪れた人が１１９番通報して発覚したもので、死因は失血死とみられ、犯行に使われたとみられる包丁は家の中で見つかったということです。また、田井容疑者は妻と兆さんと３人暮らしですが、事件当時、妻は外出中で自宅には２人しかおらず、田井容疑者は酒を飲んでいたということです。警察は、親子のトラブルはこれまで把握していなかったとしていて、動機などを調べています。