山梨県内の山林に東京・江戸川区に住む当時18歳の女性の遺体を遺棄したとして、警視庁は28日、30歳の会社員の男を逮捕しました。遺棄された現場付近から中継です。
野本さんの遺体が見つかった山梨県北都留郡の山中です。ほとんど街灯がなく、日中も車の通りも少ない山道で、28日は午前中から警視庁の捜査員による捜索が行われていて、沢や林の中を棒のようなものを使って調べている様子や、現場の写真を撮影する様子が確認できました。
警視庁によりますと、逮捕された会社員の堀俊哉容疑者は今年6月上旬、山梨県内の山林に当時18歳だった野本結梨香さんの遺体を遺棄した疑いが持たれています。
野本さんは今年6月に東京・江戸川区の自宅を出てから行方がわからなくなっていて、父親が今月4日に行方不明者届を出していました。
警視庁が野本さんの関係者の証言などから、堀容疑者が何らかの事情を知っているとみて任意の聴取を行ったところ、「6月上旬頃、何かわからない物体を車で運搬したことがある」などと話したため、堀容疑者に案内させたところ27日、白骨化した遺体の一部が見つかったということです。
いまのところ、野本さんと堀容疑者が、面識があったかどうかはわかっていません。
野本さんの父親や知人は野本さんが自宅を出て以降も通信アプリでやりとりをしていましたが、先月、既読がついたのを最後に連絡が取れなくなっていたということです。
警視庁は今後、司法解剖をするなどして、野本さんが死亡した経緯についても詳しく調べる方針です。