原発の警備などを行う東京都内の会社でナイフを不法所持したとして、男が逮捕されました。男は灯油に火をつけ、床を燃やしていて、この会社の元社員を自称しているということです。
午前10時20分ごろ、港区のビル15階にある日本原子力防護システムの本社のエレベーター付近で、男が灯油をまいて火をつけ、床の一部が焼けました。
現場にはポリタンクが残されていて、その場にいた社員がすぐに消火したため、けが人はいませんでした。
男は刃渡り50センチのなたのような刃物と小型ナイフを2本持っていて、110番通報を受け、駆けつけた警察官に銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕されました。
男は自称・静岡県の20代で、取り調べに対し容疑を認めた上で、この会社に勤めていたと話しているということで、警視庁は犯行の動機などを調べています。