薬物発覚も 「澤田副学長がもみ消すと…」 日大アメフト部員が初公判 “廃部”は結論持ち越し

麻薬取締法違反の罪に問われている日本大学アメフト部員の男。1日の初公判で、薬物が見つかった時、「澤田副学長がもみ消すと思い少し安心した」などと語りました。

日本大学アメフト部の廃部をめぐり、理事会で議論が行われていましたが、1日、結論は出ませんでした。関係者によると、理事たちから廃部に反対する多くの意見があり、持ち越しになったということです。
薬物事件をめぐり、これまでに現役部員3人が逮捕、1人が書類送検されている日大。そのうちの一人、北畠成文被告(21)の初公判が1日、行われました。
北畠成文被告
「親も含めて、部活・大学関係者に迷惑をかけて申し訳なく思います」
被告人質問の冒頭、小さな声で謝罪しました。
そして語られたのは、大学側に“薬物が見つかった日の出来事”です。
北畠被告
「ある日、大学の食堂に集められ、部屋などをチェックされました」
「僕の部屋のロッカーの中の缶を開けた」
監督ら4~5人が寮を訪れ、その中には澤田副学長の姿もあったといいます。
弁護側
「見つかった缶はどうなった?」
北畠被告
「澤田副学長が持って行きました」
弁護側
「監督はその時 何か言った?」
北畠被告
「『澤田副学長に見つかってよかったな』と言われた」
この言葉の意味を、北畠被告は次のようにとらえたといいます。
北畠被告
「澤田副学長がもみ消すんだと思い、少し安心した。それくらいの力があるのかなと思った」
日大は、4日に林理事長らが出席して記者会見を開き、ガバナンスの改善計画などについて、説明するとしています。
(12月1日放送『news zero』より)

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