新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、厚生労働省に「全員殺してやる」などと書いた手紙を送り業務を妨害したとして、警視庁丸の内署は4日、福岡市東区唐原5、職業不詳、白田優輔容疑者(40)を威力業務妨害容疑で逮捕したと発表した。
逮捕容疑は6月16日、厚労省に「子どもたちへのワクチン接種、小学生の授業中のマスク着用をいつまで続けるのか。お前らの身内ごと全員殺してやる。覚悟しとけ」などと書いた手紙を郵送し、業務を妨害したとしている。「子どもたちを守るためにやった」と容疑を認めているという。
丸の内署によると、2022年2月ごろから、同様の内容の手紙が、白田容疑者の名前で厚労省に複数回送られていたという。白田容疑者は、厚労省のホームページからもワクチン接種中止を訴える内容とともに、「お前らみたいな殺し屋集団に責任とれるのか」などと投稿していたとみられる。【木原真希】