女子生徒(14)は“ナイフ3本と9センチの畳針”を教室に 授業中に隣の席の男子生徒(13)を切りつける

きのう愛知県半田(はんだ)市の中学校で2年生の女子生徒が同じクラスの男子生徒をナイフで切りつけ殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されました。教室で席が隣だったという2人の間に何があったのでしょうか。
事件が起きたのは半田市内にある中学校の教室。
4日午前11時10分ごろ、2年生の女子生徒(14)が、同じクラスの男子生徒(13)の首をナイフで切りつけ、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されました。
男子生徒は病院に運ばれ、首のうしろを3センチ切る軽いけがをしました。
事件は、3時間目の習字の授業中に起きました。
捜査関係者によりますと、2人は隣同士の席に座っていて、まず左側の席に座る女子生徒が刃物をちらつかせました。
これをみた男子生徒が「やれるものならやってみろ」などと発言。
その後、女子生徒に首を切り付けられたということです。
女子生徒は、教室にいた男性教諭に取り押さえられました。
警察の調べに対して女子生徒は「殺意をもって切りつけた」などと容疑を認めているということです。
犯行に使われたのは、刃の部分が6センチでハサミなども付いている多機能ナイフ。
女子生徒はほかにも、折りたたみナイフ2本と、長さ9センチの畳針を教室に持ち込んでいました。
半田市の教育委員会によりますと、事件の影響で体調不良を訴えた生徒が複数いたということで、この中学校では5日から1週間ほどスクールカウンセラーを常駐させ、生徒の心のケアにあたるということです。
(娘が学校に通う保護者)「(娘の気が)動転しているのがすぐわかったので、相当心に傷を負ったと思う。とにかく子どもたちの一生のトラウマにならなければいいなと、それだけを願っています」
警察は、刃物の入手経路や切りつけた経緯を慎重に調べています。

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