【独自】『蹴られたりリッパーで刺されたり』刑務官から暴行を受けたと元受刑者が告白

加古川刑務所の刑務官が受刑者の口の中に消毒用スプレーを吹きかけたとして書類送検された事件で、被害を受けた男性がMBSの取材に「スプレー以外に何度も暴行を受けた」と話しました。 兵庫県の加古川刑務所の男性刑務官(26)は去年5月、刑務所内で受刑者の男性に対して口を開けるよう指示して手の消毒用スプレーを口の中に吹き付けた疑いで書類送検されました。 被害を受けた男性は去年8月に仮釈放されていて、MBSの取材に対して「同じ刑務官から何度も暴行を受けていた」と話しました。 (被害を受けた元受刑者の男性)「(スプレーをかけた刑務官は)笑いながら『お前顔も汚いし口もきれいにしたろうと思って』みたいな事を言われて。最初は耐えていたんですけど、いろんなことされすぎて。蹴られたりとかリッパーで刺されたり。正直、身の危険を感じるくらい怖かった」 スプレーの吹きかけは他の刑務官も目撃していましたが、書類送検されたのは犯行から1年半後。刑務所内での犯罪捜査は警察ではなく刑務官が行うため、男性は不信感を募らせています。 (被害を受けた元受刑者の男性)「あわよくばもみ消そうとしていたやろうなと思います。アルコール消毒のことだけ書類送検になったが、他のこともちゃんと捜査してほしい」 加古川刑務所はスプレー以外の暴行について「回答を差し控える」として、書類送検までに時間がかかったことについては「慎重に捜査した」としています。

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