「暗証番号なし」マイナ、開始=保険証と本人確認に限定―松本総務相

松本剛明総務相は15日の閣議後記者会見で、暗証番号の設定が不要な「顔認証マイナンバーカード」を同日から導入したと発表した。市町村で申し込みを受け付ける。顔認証カードは健康保険証と本人確認書類としての利用に限定される。
政府は2024年秋に現行の保険証を廃止し、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」に切り替える。マイナカードについては高齢者らから「暗証番号の管理が不安」といった声が出ていたため、総務省は顔認証カードの導入を決めた。松本氏は「一人でも多くの人に安心してカードを取得し、利用してもらうための環境整備を着実に進める」と述べた。
顔認証カードは希望者に交付され、通常のマイナカードとの切り替えは随時可能。暗証番号入力が必要な各種証明書のコンビニ交付サービスや、個人向けサイト「マイナポータル」は使えない。
[時事通信社]

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