長野県白馬村で16日、住宅などに土砂が流れ込む被害がありました。自宅に戻ることができない「15世帯・38人」が、村内の宿泊施設に泊まることにしています。
土砂災害が起きたのは、白馬村北城のみそら野地区です。16日午前5時半すぎ、住民から「家の脇の道路に水が流れている」と消防に通報がありました。
村によりますと、「20棟ほど」の住宅や道路に土砂が流れ込み、住民がヘリコプターなどで救助されました。けがをした人はいないということです。
ヘリで救助された人は
「1階の窓が割れて土砂が入ってきちゃったと(夫が)言って」「流れの大きい音がするたびに、次(建物が)崩れるかなとすごく怖かったですね」
自宅に戻ることができない「15世帯・38人」が、村内の宿泊施設に泊まることにしています。
白馬村では、16日の朝7時までの24時間に「65.5ミリ」の雨が降り、最高気温は「15.9度」と10月下旬並みの暖かさでした。
村では、雨や雪解け水によって、沢の土砂が崩れ流れ込んだとみて原因を調べています。