洗脳した14歳少女を陵辱…「浄霊ヒーリング協会」の実態と49歳代表の正体

「洗脳され、協会の代表なので抵抗できなかった」
被害に遭った14歳の少女は、沈痛な思いをこう吐露した。
自身が代表理事を務める一般社団法人「浄霊ヒーリング協会」(大阪市北区)の会員の女子中学生に性的暴行を加えたとして、会社経営者の関伸太郎容疑者(49)が13日、不同意性交の疑いで神奈川県警少年捜査課に逮捕された。
9月4日深夜0時15~38分ごろ、関容疑者は横浜市中区に住む女子中学生を同市西区のホテルに連れ込み、服を脱がせ、体を弄んだ。被害女子は2021年12月に協会に入会し、協会のイベントで関容疑者と知り合った。関容疑者は35歳も年下の彼女を何度も食事に誘うなど、下心があるのはミエミエだった。無理やり体を奪われた女子は、同じ会員の母親に被害を訴え、警察に届け出た。
関容疑者は調べに対し、「14歳であることは知っていたが、何度か食事をしたり会ったりした延長で性交した」と供述している。
浄霊ヒーリング協会は20年3月、関容疑者が設立した“一般社団法人”。JR大阪駅北側の超豪華タワーマンション「グランフロント大阪オーナーズタワー」に事務所を構える。「浄霊をすることで不幸から救われる」「浄霊で不幸から世界中の人々を解放する」とうたい、各地でセミナーを開催している。
■光ペンダントを10万円で販売
「協会はHPで『宗教組織でも宗教法人でもありません』とことわった上で、『宗教という枠にとらわれず、神様のご意思である最後の審判からの救済と、理想世界である地上天国建設』への賛同を求め、10万円ほどで光ペンダントを販売していた。関容疑者はセミナーで自身を『メシア代行』と名乗り、『光ペンダントを使えば幸せになれます。救済されます。病気が治ります。売り上げが上がります』と、効能を説いていた」(捜査事情通)
関容疑者は協会代表のかたわら、セミナーの運営や滋賀県近江八幡市など3カ所で「369TerraceCafe」を展開する「みろくてらす」、食品や日用品を販売する「みろくファーマーズ」、脱毛サロンや美容品販売の「クーネル」など複数の法人を経営。
講演のチラシではこう自己アピールしていた。
<18年間、神様の世界での宣教活動を終え、7年前に居候の身でマイナスから起業。1年で億の流通を起こし、現在は、美容健康・金融・教育の3つの事業形態で32億の流通を起こし、起業の人材育成、徳を育てる親子の教育の講演など、「面白い、楽しい、気づきあり、行動に移せる!」と口コミが広がり、全国で呼ばれる。天が応援してくれる運のあげ方、徳の積み方、夢の叶え方など、世界から病、貧困、争いのない恒久平和を生み出せる事業を目的として、億から兆を目指し続ける>
関容疑者は口八丁手八丁で母娘を会員にさせ、マインドコントロール状態に陥った14歳の少女を毒牙にかけていた。

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