西村康稔議員の後援会の地区会長「しっかりせいよほんまに」地元の反応「失望」の声も

政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑で、経済産業大臣を事実上更迭された兵庫県を地盤にする自民党・安倍派の西村康稔議員。自民党・安倍派と二階派の事務所に強制捜査が入った12月19日、西村議員の地元の反応を取材しました。 (前田春香アナウンサー 19日午後1時)「兵庫県明石市にある西村議員の事務所前に来ています。多くの報道陣が集まっていますが、今のところ動きはありません」 裏金問題について市民に話を聞きました。 「あまりにも金、金、金と行き過ぎやね。金にとらわれすぎているんとちゃいます」 「やっぱり政治家がそういうことしているというのは失望しました。もっときれいなイメージというかな、次は総理大臣が近いというイメージありましたし」 西村議員の後援会で地区会長を務める男性は『裏金』という表現に違和感を感じると話しました。 (西村議員の後援会の地区会長)「裏金疑惑となると、疑惑かわからないけども、裏金という表現が非常に誤解を生みやすいんちゃうかなと。僕ら商売人からするとバックマージンですよね。仕事をしてその謝礼としていただくというのは通常あるわけで。ただ問題なのは使い道をはっきり言えなかったというところが裏金と表現されてしまうのかなと。当然、説明責任があるわけやから、したらええけども、なんで口ごもってしまうかというのは、周りを見ているからやと思うんですよ。ほかの人のこともあるんで自分だけのパフォーマンスをしにくい立場なんじゃないかな」 20年以上も西村氏を支援してきたこの男性は、以前神戸で開催された自民党関係の政治資金パーティーに参加したこともあるといいます。 (西村議員の後援会の地区会長)「(会費は)1万円くらいですよ。そんなにぼったくりはないと思いますよ。ただね、パーティーといいながら、じゃあ1万円の接待受けるかというと絶対それはないからね。料理も特別に出ないですし。(Qどんなものが出る?)サンドイッチ程度じゃないですか。別にサンドイッチを食べたくていくわけでもなんでもないので。政治資金を集めるパーティーやから。国政報告会ではないけど」 一方、西村議員は12月3日に国政報告会を淡路島で開催。約1000人が集まり、人気ぶりは健在だったといいます。 (西村議員の後援会の地区会長)「(裏金問題は)まだ出ていなかったから説明はなかったですね。たぶん出ていたら話していたと思うけどね。彼に対する評価は高いですし、国会議員としての仕事をほんまにやってるなという感じでしたから」 男性が手にするのは西村議員の写真が大きく載った来年のカレンダーのようなもの。報告会の会場で100円で購入したそうです。 (西村議員の後援会の地区会長)「普通カレンダーはもらうものですやんか。買わないでしょ。だけど政治家としてはそれを無料ですると誤解も出てくるので、そういう意味でちゃんと100円をとるということやから、僕は全然悪いと思わないですね」 今、男性が西村議員に伝えたいことは? (西村議員の後援会の地区会長)「大臣辞任したことで、それなりの禊を受けているわけですから、そこはもう今度は議員としてやっていったらいいなと思いますね。しっかりせいよほんまに」

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