先月、東京都内のイベント会場でマフィンを食べた人が相次いで体調不良を訴えた問題で、販売した焼き菓子店を所管する目黒区保健所が行政処分を見送ったことがわかりました。
この問題は、先月、都内で行われたイベントで、焼き菓子店が製造・販売したマフィンを食べた客が相次いで腹痛や嘔吐の症状を訴えたもので、会場では9種類、およそ3000個のマフィンが販売されていました。
一部の商品について「糸を引き、納豆のようなにおいがする」などの証言も寄せられていたことから、目黒区保健所は焼き菓子店に立ち入り検査を行い、体調不良を訴えた7人の便と、協力者から回収した15個のマフィンを分析していました。
その結果、食中毒の原因となる細菌が検出されなかったため、保健所は営業停止などの行政処分を行わないことを決めました。
保健所の担当者は「食中毒の疑いはあるものの、細菌が検出されなかったので、断定するまでに至らなかった」と説明しています。