早稲田大学元相撲部の男は“大麻グミ”で体調不良?「本物を送るよう依頼され、4回送った」と先輩が裁判で供述

現役の早稲田大学相撲部員だった男に依頼され、大麻を郵送するために所持したとして起訴された会社員の男(21)の初公判が19日、福岡地裁で開かれた。男は起訴内容を認め、高校の後輩にあたる相撲部の男から「大麻グミを食べて体調不良を起こした。本物を送って欲しいと依頼された」などと審理で述べた。
◆自宅で大麻植物片を所持したとして起訴されている
起訴状によると、会社員・広渡翔馬被告(21)=福岡県福津市は今年7月31日、福岡市中央区にあった当時の自宅で、大麻植物片約1.568グラム所持したとして大麻取締法違反の罪に問われている。19日の初公判で起訴内容の確認を裁判官から求められ「間違いありません」と認めた。広渡被告に大麻を送付するよう依頼したとして、早稲田大学3年・相撲部の園田陽司被告(20)=現在は退部済みも大麻取締法違反で逮捕・起訴された。検察は冒頭陳述で、高校時代の後輩だった園田被告に依頼され、レターパックで郵送しようとしていたなどと主張した。
◆「グミで体調不良、本物を送るよう頼まれた」
被告人質問で、廣渡被告は「去年12月頃に園田被告がTHCHの大麻グミを食べて体調不良を起こした」「本物の大麻を使いたいと言われ送るように頼まれた」「過去に4回送った」などと述べた。検察側は懲役1年を求刑、弁護側は執行猶予付きの判決を求め、即日結審した。判決は1月25日に言い渡される予定。
◆広がる若者の薬物汚染、早稲田大学も聞き取り調査
大学体育部における薬物汚染が相次いで立件される中で園田被告が逮捕され、早稲田大学の学生間でも動揺が広がった。同大はこの事件をきっかけに、相撲部の監督や部員の聞き取り調査を実施。「全力で再発防止策を講じていく」とコメントしている。

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