宝塚歌劇団側と、「宙組」所属の女性の遺族側とで、2回目の面談が行われました。面談を終えて、遺族の代理人と宝塚歌劇団が、それぞれコメントを発表しました。【遺族代理人のコメント】1 12月19日に東京にて、阪急・劇団側代理人と当職ら遺族側代理人間で、2回目の面談交渉をおこないました。2 この交渉に先立って、劇団HPから、大江橋事務所調査チーム作成調査報告書が削除されました。遺族側は、同報告書の内容につき、調査チームの「独立性」「外部性」に疑義があること、被災者に対するハラスメントをすべて否定し、遺族の心情を著しく害するものであること等の理由から、かねてよりHP上からの削除を劇団側に要請していた次第です。3 今回の面談交渉では、12月5日付遺族側意見書に対して、阪急・劇団側からの現時点での見解が述べられました。その内容は、阪急・劇団側の従来からの姿勢、すなわち、前記報告書に基づき本件に対処するとの姿勢を改め、遺族側意見書の内容を踏まえ、同報告書の内容にかかわらず、事実関係と評価を再検討しているものと考えています。遺族側としては、阪急グループ、阪急・劇団側が、今後、遺族の主張・心情をいっそう理解のうえ、本件の正しい解決に向けて努力することを重ねて要請しました。4 次回の面談交渉の時期については未定ですが、遅くとも1月半ば頃には実施する見通しです。以上【宝塚歌劇団のコメント】このたび宝塚歌劇団宙組生の急逝を受け、ご遺族の皆様には心よりお詫び申し上げます。12月19日(火)に、当方代理人を通じて、今回の件に関するご遺族代理人との二回目のお話し合いをさせていただきました。弊団としましては、11月10日に受領した調査報告書の内容のみにとどまることなく、ご遺族代理人からの意見書や12月7日に行われたご遺族代理人の会見の内容等も踏まえ、事実関係の精査等を行ったうえでの現時点の見解をお伝えし、一定のご理解をいただくことができたと考えております。引き続き、ご遺族のお気持ちやお考えを真摯に受け止め、誠実に協議してまいりたいと考えております。以上