日本海側で大雪続く、石川で2100戸停電…雪かきの女性「どんどん積もっていった」

強い寒気の影響で、日本列島は22日夜から23日にかけても日本海側を中心に大雪となった。雪は北陸や中国地方では24日まで、北海道や東北はその後も断続的に降り続くところがある見込み。気象庁は積雪や路面凍結による交通への影響のほか、雪崩に注意するよう呼びかけている。
石川県輪島市では雪による倒木で市道が通行止めとなり、県によると22日から17世帯39人が孤立状態になっている。23日午前9時40分時点で同市などで約2100戸の停電も発生。金沢市では、雪道で転倒するなどして20~80歳代の男女3人が軽傷を負った。
金沢地方気象台によると、23日午前8時現在、県内各地の積雪は白山市で74センチ、輪島市で52センチ、金沢市で36センチなど。輪島市では朝から住民らが自宅周辺の雪かきに追われた。同市河井町の女性(72)は、「雪かきをしても、どんどん積もっていった。近所も高齢者ばかりなので大変」とため息をついた。
富山県では高速道路でスリップ事故が相次ぎ、北陸自動車道・魚津インターチェンジ(IC)―滑川IC間で22日夜から23日早朝にかけて約9時間、東海北陸自動車道・小矢部砺波ジャンクション―福光IC間で23日未明から約2時間半、いずれも上り線で通行止めとなった。
新潟県では除雪や倒木撤去などのため、JR信越線や上越線、磐越西線など6路線で一部運転を見合わせたほか、空の便でも一部欠航や遅延が発生した。

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