不適切な交際が発覚するのを恐れて捜査書類を廃棄したなどとして、大分県警は22日、県内の警察署勤務の男性巡査(20歳代)を減給10分の1(6か月)の懲戒処分とした。県警は同日、公用文書 毀棄 容疑で書類送検し、巡査は依願退職した。
発表によると、巡査は10月14日、一つの事件に関する捜索差押許可状などの書類5点をシュレッダーで廃棄した疑い。巡査は廃棄したことを認めているという。
巡査は警察署刑事課に所属し、既婚者だったが別の知人女性と不適切な交際をしていた。書類に関わる事件の捜査の進展で交際が発覚することを恐れ、捜査を妨げようと考えたという。
事件は捜査中だが、現時点で廃棄による直接的な影響はないという。萩尾伸司・首席監察官は「警察官としてあるまじき行為であり、県民に深くおわび申し上げる」とコメントした。