京都市のマンションで住人の高齢男性(82)を刺殺したとして、殺人容疑で逮捕された陸上自衛官の水島千翔(ゆきと)容疑者(21)について京都地検は26日、刑事責任能力を調べるための鑑定留置が始まったと明らかにした。期間は来年3月25日まで。
京都府警などによると、容疑者は捜査段階で容疑を認め「誰でもよかった」「大柄な男性以外を狙った」という趣旨の供述をしていた。勤務先の祝園(ほうその)分屯地(京都府精華町)から包丁を持ち出し、襲撃相手を探していた可能性がある。
逮捕容疑は今月3日夜、京都市東山区のマンションの階段踊り場で、住人の岡田好次郎さんの背中を刃物のようなもので複数回刺して殺害したなどとしている。