石川県七尾市内の市立小学校で、50歳代の男性校長が、児童に土下座させる内容を含むゲームを授業で行っていたことが28日、市教育委員会への取材で分かった。不適切な指導だったとして、校長が土下座をした児童やその保護者に謝罪をした。
市教委によると、校長は今年11月、5年生の体育の授業で、児童が2組に分かれ、じゃんけんで負けた児童が相手の周囲を1周するか、土下座をするというゲームを行った。ゲームの見本として実際に土下座をした児童もおり、内容を聞いた保護者が学校に抗議して発覚したという。校長は児童に直接謝罪したほか、保護者に謝罪文を送った。
市教委は「不適切な指導であり、二度と起こさないようにしたい」としている。