年末年始を海外で過ごす人の出国ラッシュが、成田空港で本格化している。新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5類となってから初めての年末。出発ロビーは28日、スーツケースを手にした家族連れらでにぎわった。
成田国際空港会社の推計によると、年末年始(12月22日~1月4日)の国際線の旅客数は114万1900人で、コロナ禍前の2019年度と比べて約82%まで回復する見通し。ハワイ、グアムなどのリゾート地や、韓国、台湾といった近距離のアジアに向かう路線が人気という。
家族3人でグアムに行く東京都世田谷区の小学1年の男児(7)は4年ぶりの海外旅行といい、「久しぶりでワクワクしている。プールや海でいっぱい遊びたい」と話した。