十島村のフェリーとしま2の鎮火を確認 あす30日朝、鹿児島港にえい航へ

十島村の悪石島沖で29日朝に発生した村営定期船「フェリーとしま2」の火災は、発生から約12時間たった午後7時過ぎに、鎮火が確認されました。十島村や十管本部によりますと、「フェリーとしま2」は29日午前6時半ごろ、奄美大島の名瀬港から十島村の島々を経由して鹿児島港へと向かうため悪石島沖を航行中、機関室で火災が発生しました。乗組員18人と乗客11人あわせて29人のうち、乗組員7人が船内に残り、残る22人が近くにいた漁船で悪石島に避難しました。けが人はいませんでした。十管本部によりますと、エンジンがある機関室を密閉して消火にあたっていましたが、午後7時過ぎに三管本部の特殊救難隊が、機関室を開けて鎮火を確認したということです。現在、フェリーは自力で航行できず、巡視船「あまぎ」が周辺の警戒にあたっています。フェリーは自力で航行できなくなって、東側におよそ30キロ流されていましたが、タグボートが30日午前4時半ごろ現場海域に到着し、午前8時10分に鹿児島港に向けえい航を始めたということです。鹿児島港に到着するのは31日朝になる見込みです。フェリーとしま2の代船として31日は三島村のフェリーみしまが宝島折り返し便で運航され、午後11時に鹿児島港を出港予定です。

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