京都の老舗の書道用具店で約100年前から店頭にかけられていた筆の形をした木製看板が何者かに盗まれました。 被害にあったのは、京都市中京区にある江戸時代末期創業の書道用具店「香雪軒」です。店によりますと、12月26日夕方、店頭にかけられていた長さ約70cmの筆形の木製看板が盗まれているのに気付き、警察に被害届を出しました。 この店は文豪・谷崎潤一郎らも通い、看板は約100年前から受け継がれてきたということです。 (香雪軒・5代目店主 長岡輝道さん)「看板と写真を撮って帰るお客さんも多かったので。一日も早くかえってきてほしいですね」 7月には約40m東にある老舗書店の看板が盗まれていて、警察が関連を調べています。