日本海側の原発異常なし 原子力規制庁

原子力規制委員会の事務局を担う原子力規制庁によると、1日午後7時時点で石川県能登地方で発生した地震による北陸電力志賀原発(同県)への影響は、確認されていない。放射性物質が漏れていないかを調べる原発周辺のモニタリングポストでは、異常は確認されていない。
ただ、1号機の使用済み核燃料プールの冷却ポンプが一時停止した。地震の揺れによってプールの水の一部が外に漏れたことが原因という。一時停止後に再起動し、その後は冷却を続けている。
また、1号機の変圧器付近で油漏れが確認されており、影響を調査している。地震の発生時には、2号機の変圧器付近で爆発したような音と焦げ臭いにおいがし、消火設備が作動したという。その後、出火していないことを確認した。
一方、日本海側に位置する東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)▽日本原子力発電敦賀原発(福井県)▽関西電力美浜原発(同県)▽関電大飯原発(同県)▽関電高浜原発(同県)――でも異常は確認されていないという。【土谷純一、高橋由衣】

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